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 社会情勢からぬっと顔を表した主題、それを当時だけでなく未来にも残る計算された情景に溢れる作品を書く彼の生涯を掛けて堀詰められる源泉のうち、田舎と虎の威をかる者と軍隊とが登場する。
 田舎にやって来た進駐軍とそれと共に来た威丈高な通訳、彼の靴が無くなった為に自分がまるで進駐軍の一員であるかのように傲慢な彼はヒステリーを起こして村長を殺した。それに村人達と村長の息子は声無き静かな怒りを持って通訳を川に沈める。
 インターネットを泳いでいると大江健三郎を過剰なまでに嫌っている人が多くて驚く。その理由を考えると触れるとろくな事のない政治問題に抵触してしまうので飛ばすけど、一人に認められればその十倍は敵が現れるという誰だったかの言葉にとてもあてはまっているように思う。流行っているからと村上春樹を嫌う人と同じようなにおいをしばしば感じる。それに文体に惑わされて本質も見えない字面を追うだけの読者が多すぎる。
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