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彼女の罪は女であることだけだった。という一文がパッケージに添えられている。
映画は5つくらいの完結しない物語がその始まりだけをバトンタッチしあうようにつながりあい、始まりの産婦人科での覗き穴が開かれ、最後に留置所の覗き穴が閉じられることで円環を生むようにつくられている。
イランがそれまで欧州を取り入れようとしていたなかで革命を機に原理派へと立ち返り商品化される女性を守るため女性は厳しく抑圧されることになって久しい。ゼロ年代に女性の権利のために戦うイラン人女性運動家がノーベル平和賞を受賞したもののメダルや賞金、事務所を没収されている。
物語に登場する女性たちは様々なかたちで苦しんでいる。生まれた子が男でなかったから相手の家にい離縁させられると慌てる祖母や、故郷に帰りたいのに女性ひとりではバスに乗せてもらえない女性、刑務所から脱走した女性は子供をおろしたいのに禁止されていて女性ひとりではホテルにも泊まれないのであてもなく立っている。女性を守るためだったはずの法律のために彼女らはみんな一様に苦しんでいるし、円環的なつくりのためにこのイランの現状が積極的な運動なくしては到底変わり得ないということを感じさせてくれる。
イランでは映画を公開するにあたって女性が大写しになることや、女性が走ること化粧していること、マナーに背くようなことをしている人物が典型的なイラン人の名前を持っていてはいけないなどの決まりがありその決まりをすべて破っているこの作品はもちろんイラン国内で公開は禁止され監督は逮捕されており、欧米の著名な監督たちの懇願によって保釈された。
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