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ちょうど映画も見たのでなんだかものすごい高揚感に包まれながら書いている。
僕は政治的立場を持ちたくないしつまり右翼でも左翼でもない。
この小説は当時大西巨人によってあまりに軍隊を悪として捉えすぎだと批判され、彼は後年神聖喜劇を書くのだが、それはそうとして、この小説が浮き彫りにしているのは日本の軍隊の本質だけでなく軍隊的な日本の本質だ。

年功序列はあほらしいと言われるようになってきたがいまでもそれはなくならない。
代替的な権力の序列を考案してもそれを採用できない無能が年功序列によって権力を持っているという悪循環に落ち込んでいるからだ。
阿諛、追従、道化、根回し、画策、裏切り、これら年功序列による過剰で支配的な権力行使の裏に繰り広げられる人間関係は現代の日本の集団および組織からはなくなってはいない。

ぼくはそれらの象徴が学校だと思っている。
ぼくが決して左翼でないというのは、左翼的な人間の多い学校こそが最も軍隊的かつ刑務所的な場所だと思うからだ。
特に京都で小中と過ごした僕の教師たちはことごとく左翼であり、そうでないのはヒッピー的だった。
集団行動によって整列し、固定教室内で班があり当番がある。
委員があり役職があり、有名無実な名誉が存在する。
給食は金属食器に盛られ、内部の犯罪は隠蔽され人を死に追いやってもいい。

政治運動する学生たちはそりゃもう結構だし勝手にすればいいけど、こういうところの体質を追求するが大事なんじゃないだろうかね。
教育と政治は切っても切れないものであるし、正しく人を導ける自己満足もより強いんじゃないかしら。
野間宏はがっちがちの左翼だけど、左翼が組織をつくって跋扈しながらそれでも軍隊基質のなくならない教育機関には泣いてるだろうね。

しかし軍人というのはやはり異質な存在と考えさせられる。
真空地帯では人間性の変質と女々しさとが語られる
道化は女々しい動きをし、怒声は女声のように裏返る。
男性は群れると女々しくなる男性の内部の女性性が組織において発揮される。
しかし彼らは鍛えられ武力を持っているのだから彼らの存在はより一層化け物じみている。
男は男同士で常に群れたりせず極力一人でいるほうが魅力的だ。
映画内の木村功はそれだけでもう魅力的だったね。
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