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まーた私小説
これも悪どい
脳梗塞の後遺症で新しい記憶がもたなくなった妻のことを主軸に夫から妻へ語りかける口調で話はすすむ
しかし妻にまつわるエピソードのすべてが平たく、薄い
妻へ抱く感情はすべて常套句や陳腐な感情に占められているようなものばかりだ
ボケた妻にモノレールが見える風景を見せる夫
もう模様替えができなくなって義妹に頼って助けてもらった際にみつけた見合いした当時の手紙を開いてみたところから物語は後半へ入る
沖縄の文芸誌にライバルでもあった作家真謝の追悼を頼まれる
夫は妻のことを第一に思いたいからと妻の体調不良を理由に断る手紙を投函する
しかし話は真謝のほうへ進んでいき、妻の話はスナック程度にしかつままれなくなる
それが浮き彫りにするのは男のエゴだ
この短編はエゴにおいて一貫している
最終的に彼は追憶のなかで勝手に真謝の手柄をさも自分のものかのようにさえする
献身的な夫のように妻に見せたレールの向こうには真謝が住んでいたのだ
題は確実に真謝のことを指している
なんとも私小説的な追悼文だ
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