ほんとぶぶっ飛んでるよね。
登場人物がぐい呑に金魚に抹茶碗に丼に弥勒に地蔵に大黒さんに
「私」というものが横溢して世界にあらゆる自分が混在しながら
生物無生物の垣根なく誰もが偽物であり真物を夢見て
釈迦の再臨まで踊り歌う

作品としてあまりにすごすぎてもうお粗末ちゃんな私の器では
これぐらいのことしか書けないわお恥ずかしい。
講談社文芸文庫で出てるからどうぞお買いになって。
紙の質がとてもいいですわよ。
一緒に入っている空気頭もすごい小説ですのよ。

気に入った言葉
私がちゃんちゃら可笑しいと云うのはこのことだ。永生だろうと不滅だろうと、一個所に止まってどうなるものか。笑止というも愚だ。

弥勒さんよ。人間、虫ケラ、魚、けだもの、草木、土に水に空気、みんな流れるだけで互いに何の関係もないぞよ、斯くの如きすべての流れを識るのがお前さまの勤めじゃがや。十万億土とは黒い洞穴までの道のり、真黒々の暗闇が即ち浄土。これがお前さまへのわしの引導じゃア
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