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粉雪がなにかを白く染上げるとして
たとえばお湯を湧かしてその湯気を見た時
じっくり見ると湯気にも一粒ひとつぶと飛び交っているのが見られる
それは水蒸気が空気中の微粒子を核として軽い水滴をなしているのだが
それと同じようにあのふわふわしたおいしそうな粉雪も
空気中の粒子を核として水分子が凝固したものでそれらはシルトよりも細かいものだろう
加えて言えば粉雪の白い理由は
光の三原色をすべて混ぜたものが白いのと同じで総ての色の波長が混ざり合った結果のものである
雪には様々な不純物が付着するが地域に限らず硫酸ミストなどは付着するので都市部でなくとも雪は汚い

なにかにすがりつきたいようなどうしたらわからない感情のなかであっても
雪にたよるのはあまりよくない、雪は雨以上に朗らかな外見を装って人を殺しにかかる
まさにピエロに扮した殺人鬼がごとく大自然のジョン・ゲイシーである
雪を感傷的に思うのは雪国に住まない人間のみであって
東北の人間などは夏が終わればああ雪かきだとうんざりしている
信濃生まれの小林一茶は故郷に骨をうずめようと江戸より柏原へ帰ったとき
是がまあつひの栖か雪五尺(これがまあついのすみかかゆきごしゃく)と詠んでいる

むしろ人が孤独を分け合うことができるのは雪に白く染上げられないように逃げるときだ
雨もそうであるが、降って来たものに対して人は屋根や傘に代わりとして被ってもらって
それを凌ぐことしかできないが、その家のなかで雨や雪をしのいでいる最中
ひとはどれほど他人と親密になれるだろうか

ああ雨だなにもできないじゃないかと腐りながら一緒に凌いでいる仲間と
なんとか時間を過ごそうとすれば不断は口にしない些細なことすら話し合う

雨も雪もまさに降るのを凌ぐ屋根の下でこそ楽しさがあるもので
水たまりや積もった雪で遊ぶのは汚いからおやめになった方がいい
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