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 あるところに美容院があるとしようか。その美容院には三人の美容師がいる(三という数字に特別の意味合いはない)。そしてもちろん三人の腕前はそれぞれ違うし、特異とする髪型や個人的な趣向も違う、当たり前のことだね。その三人の個性を知るには一つに彼らに直接尋ねるという方法があるが、自身の髪の質には誰の腕前が最もしっくりと馴染むかは、やはり自身の毛を切ってもらわなければわかりようがない。そしてその実際に切ってもらう段を――最良なものに対する犠牲を――面倒臭がれば、その結果博打に走ったり、あるいは伸ばしたままにしようなどと不潔な事になるね。
 だからと言って金を払って、毛を切らせる側のみをせめるわけではもちろんない。美容師も美容師で、やはり客の髪の質が自身の腕に馴染むかどうかだけでなく、客の理想をよく汲み取ること、客の性格を知ること、それらを怠らずしかもそのために自身の信条は折らないように尽くさなければならないだろうね、折ってしまえば美容師でなく単なる便利なバリカンにすぎないからね。そしてその結果客と美容師の間に相互の受動、能動は極めて高められるだろうね。そして美容師ごとにその長所の違うこと、良い髪型というのは確固たるものではないことをわからない者は、そもそもお呼びでなく問題外だね。あとなんとなくお洒落らしいからって美容師になろうとする人もね。
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