男の子は弱くて
だけど泣いたりはできなくて
その半分は後ろめたさでできている。

意外に近くからひょっこり太陽が顔を出して
朝がやってきたときのさわやかさがいつのまにか
毒にかわるとき男の子はその子供らしさを失う。

泣き叫ぶ喉すらないバッタや
おもちゃらしくなく憎たらしいセミが
遠くなってあたたかいミルクの香りに鼻を撫でられる。

僕には虫かごもマグカップもなかった。
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