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 日本の文庫本は本当にすばらしい。何がすばらしいってズボンの後ろに差して歩き廻れるところがだ。だから僕は後ろポケットに入らないサイズの文庫本は嫌いだ。川端康成の掌の小説なんか掌を重ねすぎていて手に持って常に握手していないとだめだからいけない。あと、加えて言えば、文庫本は痛むためにあると言っても過言ではないだろう。丁重に扱うほどのものではない。
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